東京オリンピック開会式で、ユヌス博士がオリンピックローレルを受賞

東京オリンピック開会式で、ユヌス博士がオリンピックローレルを受賞

 

【東京オリンピック開会式で、ユヌス博士がオリンピックローレルを受賞】

今週23日に開催される東京オリンピックの開会式でユヌス博士が「オリンピックローレル」を受賞されることが決まりました。この賞はスポーツを通じた教育・文化・平和の発展に功績のある個人に国際オリンピック委員会(IOC)より贈呈されるもので、ユヌス博士が2人目の受賞者となります。

 現在、新型コロナウイルスの影響により東京オリンピックは無観客開催が決定し、国内でも開催に対するさまざまな議論がありますが、ユヌス博士はスポーツを通した社会課題解決のために「ユヌス・スポーツハブ」を設立し、スポーツアスリートのセカンドキャリア開発やスポーツを通した国連SDGsへの貢献に以前から取り組んできました。

 また、IOCとも協力しヤングリーダーズプログラム、アスリート365ビジネス・アクセラレーターなどオリンピック選手のキャリア転換を支援する包括的な起業家プログラムに取り組んできました。

 今回の受賞は、カンヌ映画祭などで活躍する国際的映画監督の川瀬直美氏やカナダの工学者で宇宙飛行士のジェリー・ペイエット氏などアジア5大陸を代表する審査委員会により選定されました。

 ◆IOC発表

https://olympics.com/ioc/news/nobel-peace-prize-awardee-professor-muhammad-yunus-to-receive-olympic-laurel

 

【2024パリオリンピックへの挑戦】

そして、2024年開催予定のパリオリンピックではSDGsへの貢献とソーシャルビジネスの推進によるオリンピックの新しいモデルの構築が進んでいます。

 ユヌス博士・パリ市・IOCが連携し、社会起業家とともに共生社会の形成と社会課題に取り組む拠点としてパリ市庁舎近くに「Les Canaux」が開設され、ここに世界43番目のユヌス・センターが開設されています。

同施設には難民・環境・教育などの社会課題解決に取り組む団体が複数入居し、施設の家具やカーペットなどのすべてが古紙や廃材などのリサイクル材料で作られています。

 パリは誘致決定後、世界で6番目の「ソーシャルビジネス・シティ」の宣言を行いました。

2024のパリオリンピックはソーシャルビジネスとの密接な連携により、世界に新たなソーシャルビジネス・イノベーションをおこすものとなることが期待されています。

 

ユヌス博士と私たち仲間の挑戦はまだまだ続きます。

引き続き、オリンピックを契機とした社会課題解決の取り組みにご注目ください。